沖縄全島エイサーまつり実行委員会オフィシャルサイト沖縄全島エイサーまつり

コザ運動公園陸上競技場・胡屋十字路周辺
20248/23(金)8/24(土)8/25(日)

エイサーとは

エイサーとは

エイサーナイト

本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩く。

一言で「エイサー」と言ってもその形態はいくつかに分類され、現在ほとんどの青年会が、大太鼓、締め太鼓を中心とした「太鼓エイサー」であり、沖縄県中部が最も盛んな地域と言われている。その中でも旧与那城町、旧勝連町で見られるエイサーは「パーランクー」という方張りの太鼓を用いたエイサーがほとんどで、締め太鼓とは違った雰囲気を醸し出す。

また、太鼓を使わない「手踊りのみのエイサー」もあり、本島北部にいくつか存在するが、これがエイサーの最も古い形ではないかと言われている。

近年では、エイサーの型を取り入れ、音楽はポップスを使用する等、衣装も独創的な「創作太鼓」のグループも数多く存在する。

沖縄市のエイサーの基本隊列

沖縄市のエイサーの基本隊列
大太鼓
三線の音をしっかりとらえる者が担う、エイサーの音頭取り的役割。演技中は全体の音がずれないように常にリードし、一打たりとも気が抜けない重要なポジションだ。重量のある大太鼓を持つ体の大きさと体力も要求される。大太鼓を抱えて動きが制限されながらもダイナミックな演技をする。大太鼓の重鎮な響きがエイサーの壮大さを醸し出す。
締太鼓
締太鼓は演舞の華といえる。全体が一糸乱れぬ動きで体を動かし、その大胆さと細やかな演技のそろい具合の圧巻さは見る者を引きつける。
イキガモーイ(男手踊り)
エイサーの踊りの基本。男性はまずは手踊りからはじめ、リズムや動きをつかめないと太鼓を持たせてもらえない。足の踏み方などで上達具合が分かるという。青年会によっては空手の型を取り入れているところもある。
イナグモーイ(女手踊り)
女踊りは主に絣の着物をまとい、タスキがけをし、足元は島ぞうりで、団体によっては豆しぼりやサージ(手ぬぐい)を頭に巻く。力強い男踊りに対して、しなやかな踊りの中に手先の緩やかな動きで踊りに華を添える。
旗頭
隊列の先頭に立ち、青年会の顔ともいえる。かなりの重量のある旗を曲のリズムに合わせてテンポ良く上下にふる。道ジュネーの最中に他の青年会と鉢合わせになると、ガーエー(エイサーオーラセー)が始まることがあるが、その際には相手の旗頭と競うようにアップテンポで旗をなびかせる。各青年会ごとに旗が違うのでそれも見所の1つ。
サナジャー
(本来の意味とは違うが「チョンダラー」と呼ばれる事もある) 観客を盛り上げる等、道化的な役割をしつつ、エイサーの隊列を整えたりする。エイサーのキャリアを積んだベテランがこの役目を務めることが多い。旧盆の道ジュネーでは、道先案内役として、周囲と調和をとる。奇抜で工夫されたメイクや滑稽な踊りは一見の価値ありである。

豆知識

字(あざ)
一般的には町村内の区画のことを指すが、沖縄では集落(または通称「部落」)または区と同義語。今日でも伝統行事は集落ごとに行われ、字は生活上の重要な単位となっている。とりわけエイサーは、各字の旧盆行事には不可欠な要素として定着しており、地域の伝統行事においてこれほど重要な役割を担っていることは、沖縄の特色のひとつといえる。
地方・地謡(じかた、じゅうてい)
唄い手のこと。エイサーに絶対不可欠な存在である。各団体に必ず数人の地方がおり、三線(さんしん)を弾き鳴らしながら、民謡やエイサー節を唄い上げ、踊り手のテンポをリードする重要な役割をもつ。青年会の踊り手の中には大太鼓よりも地方に憧れる若者も少なくない。
道ジュネー(みちじゅねー)
ここで言われる道ジュネーとは、各字(地域)の通りをエイサーを踊りながら練り歩く事である。本土の盆踊りと同じように盆(沖縄では旧盆)の日の夜に、村の青年たちが各戸を踊り回る伝統行事の事を指す。現在ではこの道ジュネーの際に各戸から寄付金が寄せられ青年会活動の大事な資金源となっている。

エイサーの起源

エイサーの起源は今も検証され続けているが、文献が少ないため、様々な説があると言われている。1603年から1606年にかけて当時の琉球王「向寧王」知遇を得た浄土宋の「袋中上人」が仏典を踊りながら唱える"念仏踊り"を伝え、沖縄独自の仏典踊りの形態であるエイサーへと発展したという説や、その歴史は500年以上前の「李朝実録」(1479年)のなかに当時の那覇の記録として残っており、そのころが始まりだという説もある。

また、エイサーの呼び名についても「おもろさうし」(琉球の古い歌謡集)の40巻に残る「さおもろ」という言葉が語源と言われたり、演舞中の「エイサー、エイサー、ヒヤルガエイサー」という囃子からきているという説もあるがどちらも確証がなく実際の所は不明である。

エイサーひと夏の流れ

毎年、旧盆が近づくと、各公民館からドンドンと太鼓を打つ音が聞こえてくる。
それぞれ学業や仕事のあとで生活の一部として各青年会の会員が集い、毎晩練習に励む。
エイサー本来の役割である旧盆の道じゅねーを目指して練習を重ねていく。
また、毎年、旧盆の翌週末には、沖縄最大の夏祭り「沖縄全島エイサーまつり」が沖縄市で開催され、各地域のエイサーが披露される。
6から9月まではエイサーシーズンとなっており、この時期には各所のイベントなどに参加してエイサーを見ることができる。

エイサーの見所

だれでも初めてエイサーを見た時、無条件に胸を打たれてしまう。この高揚感をともなう感激を沖縄の言葉では"チムドンドン"と表現する。なぜ、見る者の魂をこんなにも震わせるのか。それは太鼓の音や踊りの勇壮さであるかもしれない。
しかし心を打つ本当の理由は、各青年会が自分のシマ(字)のエイサーを、誇りを持って魂をこめて踊るところにある。各青年会の地域的独自性が色濃く映し出されている。
地方(じかた)の唄・三線、大太鼓、締太鼓、手踊り、それぞれが踊りでありながらも一糸乱れぬその動きは圧巻だ。統制のとれた隊列の動きも目線を変えて眺めてみてほしい。バチさばき、足の上げ具合、自分なりの好みを見つけるのもまた楽しみの一つになるだろう。